日本放送作家協会60周年記念「テレビ感想文コンクール」選考結果発表   

                                          

先に発表した入賞5作品の中から、最終審査会において大賞・審査員賞が決定しました。

 

大賞 「池上彰の戦争を考えるSP ~戦争と絵~」    仲 将風(東京都)

 

審査総評:大賞は、感想文として文章力、テレビ番組に対する視点など総合的に得点が最も高かった作品を最終審査会満場一致で選出しました。

※大賞受賞者には、賞状、記念品(図書券5000円分)と、審査員からの手紙が贈られます。

 

また、最終審査会の審査員より、それぞれの審査員賞が贈られます。

北原照久賞「NHKのど自慢」            中澤 佳蓮(東京都)

小倉淳賞「『24時間テレビ』へのお願い」      清武 琳(福岡県)

清水章弘賞「池上彰の戦争を考えるSP ~戦争と絵~」仲 将風(東京都)

※審査員賞受賞者には、賞状、記念品(選出した審査員のサイン付き記念品)、と審査員からの手紙が贈られます。

 

なお、入賞受賞者

「世界の果てまでイッテQ!」            坪井 歩彩(東京都)

「天才!志村動物園」                福島 和夏(東京都)

には、賞状、記念品(放送作家協会より文房具セット)と、審査員からの手紙が贈られます。

 

審査員のコメントも掲載したします。

 

北原照久:「目は口ほどにものを言う」と言う言葉がありますが、大賞に票を投じた仲君の感想文で感動したのは「絵は文字よりも感情を表す」と言う感性でした。言葉のコレクターでもある私もコレクションしておきたい言葉でした。

また、北原照久賞の作品は「NHKのど自慢」をとても楽しみにしている小学校3年生が書いてくれた率直な感想文でした。歌が好きで家族みんなで見ていて「この人は上手い」、「この人は合格する」と盛り上がっている様子が目に浮かぶようです。NHKのど自慢をしている会場の紹介なども社会勉強になっていると番組から沢山の事を学んでいるように思えます。NHKのど自慢は長寿番組としても知られていますが、小学校3年生の子供がこのような感想を言ってくれているのも長寿の秘訣なのでしょうね。コミュニケーションが希有な現代において家族みんなで見られる番組は良いものですね。この子が中学生になってNHKのど自慢に出られたらいいなと思わせてくれる感想でした。テレビ番組から夢をもてるというのは素晴らしい事だと思います。

 

小倉淳:大賞として推すべきはやっぱり「戦争と絵」。番組制作者の視聴者に訴える意図が深く伝わり、心に響いている様子が伝わる作文に仕上がっていると感じました。小倉淳賞としては、「24時間テレビへのお願い」、ファシリティドッグの導入には予算以外にも様々な問題があるけれど、特に子供達を癒し支えてくれるその役割を番組の中でも伝えられればと思いました。ありがたい番組への意見として受け止めたいです。

 

清水章弘:仲くんは画学生の「絵」に関心を持ち、「文字では表すことのできない感情を表す」と書いてくれましたね。まさしく、その通りだと思います。でも、それは、なぜなのでしょうか。ふと、僕は、絵を描くときを想像してみました。絵を描くとき、人は、絵の具を重ね合わせます。赤の上にオレンジを重ねたり、灰色の上に茶褐色を乗せたりする。ときには何色かを溶かしてみたりもしますね。そうやって描かれた作品が、仲くんも含め、見る人を無言にします。まさに、言葉の世界を超えてしまうのかもしれませんね。そもそも、おそらく、人の感情というのは、言葉で表しきることができないのでしょう。何かいやなことがあったときに、人は「悲しい」とひと言で表しますが、まったく同じ感情というものは存在しません。悔しさの上に孤独感が乗って「悲しさ」ができているときもあれば、苦しさと恥ずかしさが溶け合って「悲しさ」ができているときもある。まるで、色を重ね合わせるように。そう考えれば、ひょっとしたら、絵のほうが、人は感情を表現しやすいのかもしれません。そこに、センスのいい仲くんは、感覚的に気が付いたのでしょう。中学生になったら、思春期に入り、いろんな感情が入り混じる毎日が訪れます。絡まり合う紐のように、心がもつれることもしばしば。そんな時は、絵日記を描いてみるのもいいかもしれませんね。

「うれしい」「かなしい」と言葉を当てはめるのではなく、言葉はいったん横に置き、自分の気持ちを絵の具に託し、「無言」で色を重ね合わせてみるのもいいかもしれません。

 

※受賞者に贈る審査員からの手紙には、上記のコメントの他に、放送作家協会員から審査会に寄せられた各コメントも併せてお送りいたします。

 

     令和元年1223

    日本放送作家協会

                         テレビ感想文コンクール担当

                         たむらようこ

                         木﨑徹

                         さらだたまこ

日本放送作家協会60周年イベント
「テレビ感想文」へのご応募ありがとうございました。

 
心のこもった力作を、いつも放送に携わっている協会員が
心をこめて読ませていただき、
今回は、次の5作品を、入賞といたします。

テレビ感想文は、みなさんから、現役でテレビで仕事をしている私たちへの
貴重なメッセージとしても真摯に受け取りたいと思います。

なお、この入賞5作品の中から、さらに大賞1作と各審査員賞を選んで、
12月下旬頃にこのHP上で発表いたします。


入賞作品

「24時間テレビ」へのおねがい  清武 琳(福岡県)

「NHKのどじまん」       中澤佳蓮(東京都)

「世界の果てまでイッテQ」   坪井歩彩(東京都)

「池上彰の戦争を考えるSP ~戦争と絵~」 仲 将風(東京都)

「天才!志村動物園」      福島和夏(東京都)

詳しい募集要項はこちらからダウンロードしてください。
テレビ感想文コンクール.pdf
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